東京の浜松町に到着。少し時間があるけれどどうしようかなという時に駅の東側に出て、立ち寄れる場所をご紹介します。
1時間ぐらいかなという場合は東西自由通路を通って「旧芝離宮恩賜庭園」
昼食を食べたい時は「築地市場」
食後の散歩の時間があったら「築地本願寺」を追加
2~3時間空いている時は「浜離宮恩賜庭園」がお薦めです。
築地本願寺はオリエンタルな建物
浜松町から地下鉄に乗り換えて築地市場駅へ。
築地本願寺に立ち寄りました。
「ご自由にお入りください」なのですが、普通に法事が催されています。喪服の人と普段着の人が混在する空間でした。
ここは、浄土真宗本願寺派本願寺(京都西本願寺)の直轄寺院です。浄土真宗には東本願寺派と西本願寺派があるんですね。
浄土宗を開いた法然を師として、親鸞がその教えを発展させ、鎌倉時代に開いたのが浄土真宗です。お今日は「南無阿弥陀仏」。ただし、浄土真宗本願寺派(西本願寺)では「なもあみだぶつ」と読み、真宗大谷派(東本願寺)では「なむあみだぶつ」と読みます。歌うような聞き惚れてしまうお経で、個人的には大好きです。
二つの派ができたのは、家康の時代。浄土真宗の力を弱めるために、分裂が画策されたようです。集団意識というのは潜在意識にあって、それぞれの派の人たちにとって、心の内の違和感はまだ残っているのではと思います。一般の人が意識するのはお仏壇を作る時だと思いますが、道具は似ているのだけれど備え方が少しずつ違います。
お寺なのに、和風の建物ではありません。
築地本願寺は、インドなどアジアの古代仏教建築を模した外観や、本堂入り口のステンドグラス、数多くの動物の彫刻などが特徴で、オリエンタルな雰囲気なのです。
シルクロードを旅してきた伊東忠太博士の設計とのこと。すごい世界観ですね。
会員証を提示すると、築地場外市場の協賛店でサービスが受けられたり、築地本願寺内にあるカフェで割引が受けられたりします。
築地市場ではスピーディーにお昼ご飯が食べられる!
食べ歩きをしたいのだけれど、食べながら歩くのは禁止!お店の前に座れる場所が少し用意されていました。でも、中に入って食べられるお店の方が人気があります。回転が速いので、待ち時間は意外に短いです。
行列ができているところは、後からまた来ようと思ったら売り切れになっていることが多いです。狙いをつけたら諦めずに並びましょう。早めの時間のランチがお薦め。
私は今日は海鮮が食べたいと思っていたので、海鮮丼のお店にはいりました。
どんぶりとお味噌汁。お味噌汁に入っている「あおさ(海藻)」が歯ごたえがあって美味しい!これは築地土産にぴったりです。お店の外で買えました。
店員は外国の方が多くて、いろんな言葉が飛び交っています。意味がわからない言葉は音楽と同じ。
食べることに集中できて、満足しました。
お店の数はとても多いです。間口の広さもそれぞれです。メインの通りから横道に入ったところにも美味しそうな屋台があったりするので、早めに行ったら一度ぐるっと回ってみるのがいいかもしれません。
浜離宮恩賜庭園で都会のオアシスを味わう
東京湾の海水を引く潮入の池です。海と同じで満ち引きがある池なのです。
この池にはボラをはじめ、セイゴ、ハゼ、ウナギなどの海水魚が棲んでいます。池の周囲に配置された岩や石にはベンケイガニなどが住んでいるそうで、フジツボなどもついています。また、冬になると、キンクロハジロなどの渡り鳥もやってくるようです。暖かい季節に来たい場所ですが、寒い時期でも、もう色々な花が咲いていました。
「庚申堂鴨場(こうしんどうかもば)」と「新銭座鴨場(しんせんざかもば)」という、ふたつの鴨場(かもば)があります。前者が1778年、後者が1791年という古いもので、池と樹林を3mほどの土手で囲い、土手の周囲にはさらに常緑樹や竹笹を植え、鴨が安心して休息できるように外部と遮断されています。
鴨場とは、鴨を守る場所というわけではなく、狩猟のために育てる場所です。江戸時代には鷹を利用して鷹狩り(たかがり)をするためのものでした。離宮時代の鴨猟は、叉手網(さであみ)で鴨をすくいとるというものだったようです。
ここは、迎賓のための庭園でもありました。
池の周りには戦災等で焼け、復刻された「御茶屋(おちゃや)」の建物がいくつかあります。歴代の将軍たちは「御茶屋」で賓客と共に楽しみながら食事をしたり、調度品を鑑賞するなどして過ごすほか、鷹狩りの際の休憩場所としても使用していました。歴代の将軍たちは「御茶屋」で賓客と共に楽しみながら食事をしたり、調度品を鑑賞するなどして過ごすほか、鷹狩りの際の休憩場所としても使用していました。
現在、池の中央にある中島の「御茶屋」では、そこからの景色と抹茶を楽しむことができます。
歴代将軍によって幾度かの造園、改修工事が行なわれ、十一代将軍家斉のときにほぼ現在の姿の庭園が完成したようです。明治維新ののちは皇室の離宮となり「浜離宮」とよばれるようになりました。
その後、関東大震災や戦災によって、御茶屋など貴重な建造物が焼失したり樹木も損傷し、そのころの面影はなくなりましたが、昭和20年に東京都の公園になってから整備され、現在の姿になったそうです。
浜離宮恩賜庭園は、文化財保護法(第2条)により「芸術又は観賞上価値の高い日本庭園」として、特別名勝及び特別史跡に指定されています。そのため、ペットは入れないのです。
《入園料》
一般 300円
65歳以上 150円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
※小学生以下のお子様は保護者の付添が必要です。
《園結びチケット》というのがあって、浜離宮恩賜庭園と徒歩約15分のところにある旧芝離宮恩賜庭園の両方へ入園できるチケットがありました。これは両方行かなければですね!
一般 400円
65歳以上 200円
(有効期限はありません)
旧芝離宮恩賜庭園(きゅうしばりきゅうおんしていえん)は浜松町駅前
江戸初期の大名庭園のひとつであり、「回遊式泉水庭園(かいゆうしきせんすいていえん)」で、大きな池を中心に配し、その周囲に園路を巡らして、築山、池中に設けた小島、橋、名石などで各地の景勝などを再現したものです。これは、桃山末期から江戸初期にかけての成熟した作庭技法だそうです。
以前は海水を引き入れた「潮入りの池」でした。引き潮の時は中島から浮島に渡れたり、潮の干満により州浜や島々の風景が劇的に変化した、素晴らしい庭園だったようです。現在は残念ながら海水の取り入れができなくなり、淡水の池になっています。
数々の名石が用いられた石組による庭造りが行われています。江戸時代は、中国の景色を表す庭に人気があったようで、中国の杭州(現在の浙江省)にある西湖を模した「西湖堤」や、仙人が住むと言われる「蓬莱山」を表した中島の石組を見ることができます。当時から詩歌や絵画の題材として珍重されているようです。
《入園料》
一般 150円
65歳以上 70円
(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
浜離宮恩賜庭園と共に景色を楽しみたい都立公園です。
浜松町・築地方面で一泊したいホテルをご紹介
東急ステイ築地(旧:東急ステイ東銀座)
東急ステイ築地は築地場外市場の真ん中にあります!食事券が夜も朝も使えて、食のプロ行きつけのお店8店から選べるのです。
ミニキッチンが付いている部屋もあります!
KOKO HOTEL 築地 銀座
この「KOKO HOTEL 築地 銀座」は築地駅から徒歩約5分。コンセプトは、旅人がくつろぎ交流するためのリビング!
海外からの観光客が多いホテルのようです。
ホテル京阪 築地銀座 グランデ
「ホテル京阪 築地銀座 グランデ」は、築地駅から徒歩約2分!とても便利な場所にあって、銀座方面でのビジネス宿泊も多いホテルです。スカイツリーが見える部屋もあるそうです!
まとめ
今回は浜松町の東側です。次回は西側!東京タワーの方を歩いてみたいと思います。
モノレールの関係で、歩行者用通路がどんどん新設されていくようです。オフィス街ですから、憩いの場が増えるといいですね。
時間があったら、「隅田川ライン」という船下りもしてみたいです。
クラシックから未来的なタイプまで、色も形も異なる5種類の船が運航していて、浅草へは日の出桟橋から約40分で到着するんですって。「高層ビル街から下町へと変化していく川沿いの風景が楽しめる」ってありました。
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